山形県庄内平野の南西部に位置し、日本海と修験の山「出羽三山」など雄大で多様な自然に囲まれた管内は、四季折々で多種多様な農畜産物・海産物がとれる環境です。旧温海町、旧余目町、旧立川町、旧藤島町、旧羽黒町、旧櫛引町、旧朝日村、三川町の近隣8JAが、平成7年に合併し、JA庄内たがわが誕生しました。
当JAでは、稲作を中心とした、多彩で高品質な農畜産物を生産しております。県産オリジナル水稲品種「つや姫」は県内最大の作付面積を誇り、地域と行政、JAが力を結集し「つや姫」のブランド化・販路拡大を展開。JA独自に「つや姫コンテスト」を開催し、生産者と一丸となった取組みを強化しております。
地域特産物や在来作物などの食材を活かし、JAや行政、関係機関が一体となって歴史や風土に育まれた食文化の再発掘や、豊かで安全・安心な食生活を提案しながら「食の都庄内」としてのブランドづくりも進めております。
当JA特産の「月山ワイン」は国内外問わず高い評価を得ております。鶴岡市朝日地域を中心に、月山ワインの原料となる山ブドウの生産が盛んで、月山ワイン作りを通した地域活性化につなげております。毎年9月に開催している「月山ワインまつり」は、月山ワインなどを堪能するイベントとして、県内外のワインファンから人気を集めており、共催の鶴岡市の一大イベントとして定着しております。
また、庄内柿の産地として、ブランド化・販路拡大を進めており、近年、庄内柿が主要出荷先である北海道への初出荷から100周年を迎え、行政・関係機関と連携しながら、トップセールスや記念キャンペーン等を展開しております。
2019年には、当JAと鶴岡市、山形大学農学部、東北芸術工科大学、JA鶴岡、ヤマガタデザイン㈱の産学官6者が協力し、農業の担い手などの人材の育成・確保に向けた協定を結び、人材育成研修拠点施設を整備致しました。2020年5月、鶴岡市立農業経営者育成学校(愛称=SEADS)を開校。全国から集まった生徒らが2年間、同校宿舎で生活しながら水稲や果菜類などの有機農業技術・経営スキルを学び、JAが就農を後押ししていく取組みを始めております。