学生らの声をJA事業へ生かす

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 JA庄内たがわは2月7日、鶴岡市のJA本所で2021年度に山形大学農学部と行ってきた共同授業の総括会議を行った。同大学の学生と女性部役員・生活シーダー、JA役職員ら約30人が集まり、21年度の活動や22年度の取り組みについて意見を交えた。
 この取り組みは、学生に地域の「食」と「農」への理解を深め、視野を広げてもらうことを目的としている。また、学生の感性や感想に触れ、JAの新たな活動の糸口を見つけることが狙いとしている。
 同会議では、学生らが全4回の共同授業で学んだことを総括して説明した他、授業の感想を一人ひとり発表した。豆腐加工やコンニャク作り、庄内柿の集荷・選果作業など初めての体験を通じて、「食」と「農」に興味が湧き、庄内柿の流通に関心を持ったという意見が多く見受けられた。
 参加した同JA女性部員は「学生らの疑問に対する意欲的な姿勢や、何気ない会話の中から人と人とのつながりの大切さを感じてもらえたことが嬉しい」と笑顔を見せていた。
 JAは今後、同会議で出された意見を22年度の授業に生かせるよう山形大学農学部と連携し、持続可能な開発目標「SDGs」をテーマの一つとして、地域の魅力を高める活動に繋げていく。

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