アスパラガス/新規作付け拡大を目指し組合員向けに研修会

営 農

 JA庄内たがわは8月6日、鶴岡市の羽黒地域でアスパラガス長期立茎栽培の新規作付けを促す研修会を開いた。昨年に引き続き2回目の開催。アスパラガスの作付けに関心を持つ組合員10人が参加。圃場を視察し、作型の特徴や収益性などを学んだ。
 JA営農販売部の園芸特産指導員によると、春に伸びてくる芽の一部を立茎し、その後出芽する芽を秋まで長期収穫することで収穫期間が長く、収量の増加を望めるという。市場での引き合いも強く、高単価で取引され安定した収益が期待できる。組合員は「水田との複合経営を目指している。安定生産を期待できることに魅力を感じた」と話した。
 指導員は「病気がつきやすい品目のため、週一回の殺虫・殺菌を徹底する他、今年の立茎で来年の収穫量が決まるためしっかりと立茎させてほしい」とアドバイスした。今後、新規作付けを希望する組合員向けに、苗の助成や営農相談にも応じて予定だ。
 JAは、「農業者の所得増大」や「農業生産の拡大」に向け、アスパラガスを園芸作物推進品目に指定し、産地化を目指している。2020年の作付面積は2㌶で、21年は2.5倍の5㌶を計画。22年以降もさらに拡大を目指す予定だ。

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