米初検査/全量1等米に格付け

営 農

 JA庄内たがわは9月13日、鶴岡市櫛引地域にある山添倉庫で2021年産米の初検査をスタートし、17日には、管内主要倉庫で一斉に稼働した。4日に同地域で刈り取られた米品種「はえぬき」「ひとめぼれ」「雪若丸」、計707袋(1袋30㌔)を検査し、全量1等米に格付けした。
 同JA農産物検査員が米袋から検査試料を抜き取り、整粒や水分、形質などの項目に沿って検査。その結果、乳白や未熟粒は少なく、粒の張りも良いと判断した。同地域の主力品種である「はえぬき」は、整粒75%、水分14.5%で1等米の基準を満たし、検査員も21年産米が高品質に仕上がっていると評価した。
 同JA管内の出穂は平年より4日程度早く、平坦部では大部分の圃場で7月中に出穂期をむかた。穂揃い期の状況は穂数・一穂籾数及び総籾数はやや多い状況で進み、生産者のきめ細やかな栽培管理で順調に登熟が進んだ。
 新米は、同JA産直施設「んめ農マルシェ」などで販売され、関東や関西の主要取引先には9月下旬より出荷する。

関連記事

sitelock

SiteLock