抜穂祭で五穀豊穣に感謝し米づくりに活気を

営 農

 JA庄内たがわは9月27日、鶴岡市羽黒町にある出羽三山神社で抜穂祭を行った。出羽三山神社の神職が、2021年産米の五穀豊穣を祝う神事を執り行い、今年5月の御田植祭で17.2㌃の献饌田に植え付けし大きく実った「つや姫」を刈り取った。
 この日は、出羽三山神社関係者をはじめ、JA役職員ら約10人が参列。御田植祭に引き続き新型コロナウイルス感染症予防の観点から出席者の人数を制限し実施した。神事終了後、同JA太田政士代表理事組合長が代表して「つや姫」の稲穂を鎌で刈り取った。
 この祭事は、稲作農家を取り巻く状況が厳しさを増す昨今、自然の恵みと神の恩恵に感謝し、改めて清新な気持ちで米づくりに取り組もうと、JAが企画し、今年で15年目になる。
 同JA太田政士代表理事組合長は「例年以上の豊作となり、御田植祭のご利益があったと感じている。また、米価支援対策も踏まえ、しっかりとした農家支援を検討していきたい」と語った。
 収穫された米は、同神社の新嘗祭(にいなめさい)をはじめとする年間の祭典や神事へ奉納される。

 

関連記事

sitelock

SiteLock