山ぶどう/明るい園地作りで肥大促す

営 農

 JA庄内たがわ朝日支所山ぶどう部会は6月28日、鶴岡市朝日地域で同JA特産品「月山ワイン」の原料「山ぶどう」を始めとした醸造用ブドウの夏季管理講習会を開いた。参加した部会員約30人は、園地の日当たり改善に伴う新梢管理や病害虫防除について入念に学んだ。
 講師を務めた県庄内総合支庁農業技術普及課の担当職員によると、垣根に被る新梢を誘引し日当たりを確保する他、長大な新梢は軽く摘心して抑え、果実肥大を促していくことが重要だという。また、着房過多の場合は適正収量に管理し果房品質を高めることを呼び掛けた。
 2021年産は、満開を迎えた5月28日前後に好天が続いたことから全体的に着果は良好。今後は、べと病などの病害虫防除に努めていく。
 同部会では、部会員76人がブドウ品種「山ぶどう」「ヤマ・ソービニオン」を中心に栽培しており、9月下旬の収穫期後には、同JA月山ワイン山ぶどう研究所で芳醇な赤ワインへと生まれ変わる。

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