促成山菜/春の味を一足先にお届け

営 農

 冬期間の積雪量が多い鶴岡市朝日地域では現在、農閑期での貴重な収入源である促成山菜の収穫が本格化している。
 JA庄内たがわ朝日支所の山菜栽培研究会では、会員19人が青コゴミと行者ニンニクの他、ウルイ、タラの芽を盛んに栽培し、同地域のJA集荷場に日量1000パック(1パック50㌘)以上が集荷されている。
 同会員である農事組合法人中村の渡部一弘組合長(66)は、青コゴミと行者ニンニクの収穫やパック詰めの調製作業に精を出している。渡部組合長は「コロナ禍に負けず奮起して栽培を続け、消費者に高品質な山菜を届けられるよう努めていきたい」と話した。
 2021年産の作況は、適切な根株の休養と栽培管理により順調に生育。今後もハウス内を10~15℃の適温に保ち、かん水で株の乾燥を防ぐこととした。
 同JAは、4月上旬まで京浜や大阪市場へ向け、山菜全体で例年並みの約16万パックを出荷していく。

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