庄内柿/約600ケースが北海道へ出発

営 農

 JA庄内たがわは10月13日、鶴岡市羽黒地域のJA中部選果場で特産品「庄内柿」の出発式を開いた。輸送安全と高価格販売を祈願する神事を執り行った後、参加者らの拍手に包まれ600ケース(約5㌧)の庄内柿を積んだトラックが主要消費地である北海道へ出発した。
 この日は、JAの太田政士組合長をはじめ、県庄内総合支庁農業技術普及課や鶴岡市、JA全農山形などの関係者ら約20人が出席。太田組合長は「春先の霜害や雹害の影響で収穫量が例年より減少している状況だが、無事に出発式を開催でき嬉しく思う。今後、県や自治体と足並みをそろえ連携しながらJA庄内たがわ園芸品目の柱である庄内柿の作付拡大、収量向上に取り組んでいきたい」と意気込みを述べた。
 2021年産は、約1週間生育が早く「刀根早生」が10月中下旬、主力品種の「平核無」が10月末に収穫の最盛期となる予定。着果数は平年並みに確保できており、果実肥大・着色ともに順調に推移している。「平核無」の収穫時期には大玉の生育が期待できるという。
 出荷は、北海道や関東の市場へ向け11月下旬頃まで続く他、ギフト産直対応などで販売を行っていく。

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