シャインマスカット/果実肥大へ向け摘粒のポイントを学ぶ

営 農

 JA庄内たがわぶどう部会は7月2日、鶴岡市櫛引地域でブドウ品種「シャインマスカット」の摘粒講習会を開いた。参加した部会員約30人は、今後の果実肥大を促す摘粒処理のポイントや園地の土壌管理方法などを学び、大粒生産・良品出荷への意識を統一した。
 2021年産の生育は、同部会員の適切なジベレリン処理や房づくりにより10㌃あたりの着果量・着粒量共に良好。8月からの収穫に向け更なる肥大に期待が高まっている。
 講師となった県庄内総合支庁農業技術普及課の担当職員は、1房あたり40~50粒を目安に摘粒を行い、袋かけ前には果粒の位置を調整し房形を整える修正摘粒を実施するようアドバイスした。また、裂果防止のため夏季は一定の土壌水分を維持するようかん水に努めることとした。
 同部会では摘房・摘粒後、果房の日焼けやかすり症を軽減させる笠かけや袋かけをし、果粉の乗った高級感ある房に仕上げていく。

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