長ネギ/高品質生産に向け排水対策を徹底する

営 農

 JA庄内たがわ長ねぎ部会は7月16日、鶴岡市で露地長ネギとハウス軟白ネギの圃場を巡回した。参加した部会員約20人は、夏ネギ出荷の最盛期に向け生育状況や今後の排水対策を入念に確認した。
 2021年産は、一部の圃場で病害虫被害が見受けられたが、梅雨時期の排水対策を適切に実施したため、葉色や伸びも良く順調に生育している。
 県庄内総合支庁農業技術普及課の担当職員によると、露地長ネギは、畝間の溝と明きょを連結させ雨水の排水を促す他、土壌の削り込み時から約25日後のタイミングで土寄せを行うことが品質安定のポイントだという。軟白ネギは、ハウス内を15~25℃の適温に保ち、土壌の水分状態を確認しながら高温時を避けた早朝または夕方にかん水を実施するよう呼び掛けた。
 同部会では今後の栽培管理として、葉色を見極めながら適宜追肥を行い、病害虫防除や支柱と紐を用いた倒伏防止などに努め高品質・安定生産を目指していく。

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