柿しぐれ樹上脱渋方法学ぶ

営 農

 濃い甘みとゴマ入りの果肉が特徴の樹上脱渋柿「柿しぐれ」の脱渋作業を前に庄内柿生産組織連絡協議会は9月2日、鶴岡市にあるJA庄内たがわ櫛引支所で樹上脱渋講習会を開いた。生産者約10人が参加し、作業方法や収穫時の留意点などを学んだ。2021年産の果実肥大は現時点で果径6㌢以上と順調に推移している。
 脱渋作業は、満開後100~110日後を目安とし、果頂部のくぼみや傷などがないきれいな果実に固形アルコール剤を入れたポリ袋を被せるなどの処理を行う。
 JA営農販売部の園芸特産指導員によると、被袋は、雨水がポリ袋に入らないよう晴天時に行う他、脱渋時間が長いと汚損果の可能性があるため袋かけから48時間後にアルコール剤を回収するよう呼び掛けた。また、収穫時は、脱渋程度と糖度を確認することとした。
 同協議会は今後、2Lサイズ以上で糖度14度以上の高品質・大玉生産を目標に11月の収穫期まで管理作業を徹底していく。

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